空き家の解体工事する?しない?の判断ポイントを解説
今回は、空き家の「解体工事をした方がいい場合」と「しない方がいい場合」について、わかりやすく解説していきます。
「空き家を解体した方がいいのか、それともこのまま置いておくべきか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
実は、空き家を今後どうしたいかによって、解体工事を行うべきか否かが変わってくるんです。
この記事では、それぞれのケースについて詳しくご紹介しますので、判断材料のひとつとして参考にしてください。
解体工事をした方がいい場合
まずは、空き家の解体工事を行った方がよいとされる3つのケースをご紹介します。
1. 建物の老朽化が激しく、安全上の懸念がある
建物の老朽化が進んでいる場合、地震や自然災害、強風などによる倒壊リスクが高まります。
倒壊してしまえば、周囲の住民や隣接する建物に被害を及ぼす可能性も。
また、空き家は野生動物の侵入や不法占拠といったトラブルの温床にもなり得ます。
遠方に住んでいると管理も行き届かず、気づいたときには問題が発生していたというケースも少なくありません。
こうした安全上の不安がある場合は、解体工事を検討すべきタイミングです。
2. 土地の売却を考えている
土地の売却を考えている方にとって、建物の有無は大きなポイントです。
空き家が残っている土地よりも、更地の方が買い手がつきやすい傾向があります。
というのも、すでに建物がないことで、購入後すぐに新しい建物の建設に取りかかれるからです。
また、解体費用を買い手が負担しなくて済むため、予算的にも魅力が増します。
「土地を売りたいのに、なかなか売れない…」という状況を避けたいなら、更地にしてからの売却をおすすめします。
3. 維持管理が難しい
空き家といえど、自分の所有地である以上、定期的な管理が必要です。
草刈りや換気、建物のチェックなどを怠ると、劣化が進んでしまいます。
特に、所有者がその土地から遠く離れて住んでいる場合、維持管理は大きな負担となります。
このような場合には、解体工事を行い、空き家の状態を解消することで、安全面や景観の問題を回避できるでしょう。
解体工事をしない方がいい場合
続いて、空き家をそのまま活用するなど、解体しない方がよい場合を2つご紹介します。
1. 修繕の余地があり、建物付きでの売却を検討している
建物がある状態のままで売却した方が良いケースもあります。
それが「修繕の余地がある物件」の場合です。
古民家のように、趣やレトロな雰囲気に価値を見出す人も多く、リフォームやリノベーションで再生可能な物件であれば、買い手がつく可能性は十分にあります。
無理に解体するのではなく、「このまま使いたい」と思う人がいるかもしれない、という視点も忘れずに。
2. 賃貸物件として活用を考えている
空き家を賃貸物件として貸し出すことで、継続的な収入を得ることも可能です。
売却してしまえば資産を手放すことになりますが、賃貸であれば資産を保有しつつ収入を得るという選択肢が生まれます。
もちろん、リフォームや各種手続き、トラブル対応など、オーナーとしての責任も発生します。
それでも「資産を活用して収入を得たい」と考える方には、解体しない選択も有効でしょう。
解体するかどうかは、今後の活用計画次第
今回は、空き家を「解体した方がいい場合」と「しない方がいい場合」についてご紹介しました。
以前、当チャンネルでは「空き家を解体するメリット」や「空き家を放置するデメリット」についても解説した動画を公開しています。
あわせてご覧いただくことで、さらに判断しやすくなると思います。
最終的には、「空き家をどうしたいか」が判断のカギです。
ですが、多くのケースで解体の方がメリットは大きくなっています。
空き家でお困りの方へ
空き家を放置しておくことで、安全面の問題や、無駄な維持費が発生することもあります。
自分たちにとってどの選択がベストなのか、ぜひこの記事を参考に考えてみてください。
建物解体に関する情報や、知らないと損をするようなポイントも随時お届けしています。
わからないことがあれば、お近くの解体業者に相談するのも良いでしょう。
もし、相談しづらかったり、近くに業者がいない場合は、ぜひ弊社にご連絡ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。