絶対に許せない!解体工事に関する詐欺の種類と手口
こんにちは。
解体工事を考えている方の中には、「工事をしたいけれど、詐欺に引っかからないか心配」という方もいると思います。解体工事は大きなお金が動くため、慎重になるのは当然ですね。
しかし、残念ながら、いまだに解体工事を利用して不正にお金を稼ごうとする悪質な業者が存在します。そうした業者に騙されないためには、自分の身は自分で守ることが大切です。
今回は、解体工事に関する詐欺の種類とその手口を解説します。大切な資産を守るため、ぜひ最後までご覧ください。
1. 高額すぎる追加請求
悪質な業者は、見積もりの段階では高額な請求をしてきません。むしろ、他の業者と比較してもかなり安いことが多いです。
なぜなら、安い見積もりで契約を結ばせた後に、高額な追加費用を請求するという手口だからです。
この詐欺に引っかからないためには、
- 追加費用について事前に説明してくれる業者を選ぶ
- 複数の業者から見積もりを取り、極端に安すぎる業者を避ける
といった対策が有効です。
2. 無許可での工事
解体工事を行うには許可が必要です。しかし、無許可で工事を行う業者が存在します。
「無許可でも、しっかり工事をしてくれれば問題ないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、これは非常に危険です。
無許可の業者に依頼すると、以下のようなリスクがあります。
- アスベストの調査や産業廃棄物の処理が適切に行われない
- 違法行為に巻き込まれ、依頼主も責任を問われる可能性がある
- 近隣住民への配慮が欠け、トラブルに発展することがある
騙されないためには、業者が適切な許可を取得しているかを確認しましょう。
信頼できる業者であれば、問い合わせれば許可証を提示してくれます。もし提示を拒む業者であれば、依頼は避けたほうが良いでしょう。
また、自治体に問い合わせれば、業者の許可の有無を確認することもできます。
3. 工事放棄
工事放棄とは、工事代金を前払いさせたにもかかわらず、工事を途中で放棄し逃げるという手口です。これは立派な詐欺行為です。
工事放棄には、
- 最初から騙すつもりだったケース
- 工事途中で依頼主とトラブルになり、放棄するケース
- 工事中に予想外の問題が発生し、対処できなくなって放棄するケース
などがあります。
このようなトラブルを防ぐために、
- 支払いは一括ではなく、工事の進捗に応じて分割する
- 業者の評判を事前によく調べる
- 契約書をしっかり交わし、工事完了後に最終支払いをする
といった対策が有効です。
とはいえ、工事放棄は事前に予測が難しいトラブルでもあります。
もし被害に遭ってしまったら、一人で解決しようとせず、弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。
4. 地中埋設物の撤去費用を悪用する手口
「地中埋設物」とは、土地の地下に埋まっている廃棄物や障害物のことです。
見た目では分からないため、多くの場合、解体工事の途中で発見されます。
通常、地中埋設物の撤去には追加費用が発生しますが、誠実な業者であれば、発見した時点で依頼主に報告し、許可を得たうえで撤去を行います。
しかし、悪徳業者の中には、
- 依頼主に報告せず、勝手に撤去する
- 工事完了後に高額な撤去費用を請求する
といった手口を使う業者もいます。
この詐欺を防ぐためには、
- 見積もりが安すぎる業者に注意する
- 追加費用について事前にしっかり説明してくれる業者を選ぶ
といった点を意識することが大切です。
まとめ
このように、解体工事を利用した詐欺にはさまざまな手口があります。
詐欺を完全になくすのは難しいですが、知識を持ち、「本当に大丈夫かな?」と疑う姿勢を持つことで、被害に遭うリスクを減らすことができます。
もちろん、悪徳業者ばかりではなく、依頼主の要望にしっかり寄り添ってくれる良い業者もたくさんいます。
「解体してよかった!」と心から思える工事を実現するために、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
弊社では、お見積もりやご相談を承っております。