2021.10.26
アスベスト
アスベストとは?
アスベストは、天然にできた鉱物繊維のことで「せきめん」「いしわた」と呼ばれています。
建築資材として耐火、断熱、防音の目的として1960年頃から広範囲に使用されていましたが、健康被害が明らかになった1975年に吹き付けアスベストの使用が禁止され、2006年以降は、0.1%以上含まれているものがすべて使用禁止になりました。
アスベストは、そこにあること自体が直ちに問題なのではなく、飛び散ること、吸い込むことが問題となるため、労働安全衛生法や大気汚染防止法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律などで予防や飛散防止等が図られています。
1975年以前に建てられた建物はアスベストが使用されていた可能性が高いので、建築時の工事業者や建築士等に使用の有無を問い合わせてみるなどの注意が必要です。
アスベストが原因で発生する病気
アスベストの繊維を吸うことにより、下記病気の発症に起因する可能性があります。
仕事を通して石綿を扱っている方、あるいは扱っていた方は、その作業方法にもよりますが、石綿を扱う機会が多いことになりますので、定期的に健康診 断を受けることをお勧めします。
- 石綿(アスベスト)肺
- 肺がん
- 悪性中皮腫